対訳
「5・18の遺族と、被害を受けたすべての方に謝罪します」。元大統領、故・全斗煥氏の孫、全宇元氏(27)が3月31日、光州・北区の5・18民主墓地で、自身が着ていた上着で犠牲者の墓碑を磨いた。全斗煥氏一家の構成員で5・18の謝罪と墓地参拝をしたのは宇元氏が初めてだ。
“5·18 유가족들과 피해를 본 모든 분에게 사죄드립니다.” 전직 대통령 고(故) 전두환 씨의 손자 전우원(27) 씨가 31일 광주 북구 5·18 민주묘지에서 자신이 입고 있던 겉옷으로 희생자의 묘비를 닦아냈다. 전두환 일가 구성원 중 5·18 사죄와 묘역 참배를 한 것은 우원 씨가 처음이다.
https://www.yna.co.kr/view/AKR20230331088400054
全氏は3月28日、ニューヨークから帰国したが、到着するや否や仁川空港で麻薬投薬容疑で警察に逮捕された。38時間の警察の取り調べを受け、30日に釈放された彼は、すぐに光州を尋ねた。
전씨는 3월 28일 뉴욕에서 귀국했으나, 도착하자마자 인천공항에서 마약 투약혐의로 경찰에 체포됐다. 38시간 동안 경찰 조사를 받고 30일 석방된 그는 곧바로 광주를 찾았다.
https://www.joongang.co.kr/article/25151806
検察が全斗煥・元大統領の孫・全宇元氏が暴露した「全斗煥秘密資金」について本格的に捜査に着手したことが分かった。3月22日、ニュース1によれば、ソウル中央地検は前日、当該事件を犯罪収益回収部に割り当てた。
검찰이 전두환 전 대통령의 손자 전우원씨가 폭로한 ‘전두환 비자금’에 대해 본격 수사에 착수한 것으로 전해졌다. 22일 뉴스1에 따르면 서울중앙지검은 전날 해당 사건을 범죄수익환수부에 배당했다.
「全斗煥秘密資金」疑惑は、孫の全宇元氏が3月13日から、自身のSNSで全斗煥一家についての暴露動画と文章を続けてアップロードし、再び注目を浴びた。本人と家族を「犯罪者」と自称した全宇元氏は「私がアメリカで学校を出て、仕事もできているのは、どこから出ているのか分からない1年に数億ずつの資金のおかげだ。学費と教育費にかかった金だけで少なくとも10億ウォンだが、きれいな金ではないと信じて疑わない」と話した。
‘전두환 비자금’ 의혹은 손자 전우원씨가 지난 13일부터 자신의 SNS에 전두환 일가에 대한 폭로 영상과 글을 잇달아 올리며 재조명 받았다. 본인과 가족을 ‘범죄자’로 지칭한 전우원씨는 “제가 미국에서 학교를 나오고 직장 생활할 수 있었던 것은 어디서 나왔는지 모를 일 년에 몇억씩 하던 자금들 때문이다. 학비와 교육비로 들어간 돈만 최소 10억원인데 깨끗한 돈은 아니라고 믿어 의심치 않는다”고 밝혔다.
延禧洞の自宅内のスクリーンゴルフ場で、李順子夫人がゴルフクラブを振り回す動画も公開した。一部メディアとのインタビューでは、延禧洞の自宅の金庫に秘密資金が隠されていると聞いたとも話した。この疑惑を暴露した全宇元氏は、自身のSNSの放送中に麻薬を投与して病院に運ばれた。
연희동 자택 내 스크린 골프장에서 이순자 여사가 골프채를 휘두르는 영상도 공개했다. 일부 언론과의 인터뷰에서는 연희동 자택 금고에 비자금이 숨겨져 있다고 들었다고도 했다. 해당 의혹을 폭로한 전우원씨는 자신의 SNS 방송 도중 마약을 투약한 후 병원으로 옮겨졌다.
https://www.seoul.co.kr/news/newsView.php?id=20230322500031
ちょっと解説
2021年11月に95歳で死去した全斗煥・元大統領。1980年に軍事クーデターで実権を掌握し、5・18(光州民主化運動、光州事件)の武力鎮圧を指示しましたが、遺族や光州市民への謝罪は最期まで一言もありませんでした。
今回、韓国を騒がせた孫の全宇元氏、今回の光州訪問は「5・18遺族会」などの案内で行われており、遺族や光州市民は総じて歓迎ムードに包まれています。
それにしてもなぜ、全宇元氏は突然、居住していたアメリカからライブ動画で暴露発言をして、韓国に帰国したのでしょう?
全宇元氏は、全斗煥氏の次男・全在庸氏の、2番目の妻との間に生まれた子ども(次男)です。宇元氏の父にあたる全在庸氏は、現在は3番目の妻がおり、宇元氏の母は現在、がんを患っています。そうした父親への恨みが引き金になったという説。
また、ライブ動画中に麻薬を投与するなど、そもそも精神的に不安定だったとの見方もあります。
全斗煥氏は1997年、内乱や収賄などの罪で無期懲役刑および追徴金2205億ウォンが確定しましたが、全氏は2003年に「全財産が29万1000ウォンしかない」と宣言し、多くの国民の怒りを買いました。親族の家宅捜索や海外への隠蔽資金の差し押さえなどを通じて、2021年末までに回収された金額は約1283億ウォンで、約58%にとどまります。韓国の法規定により、全氏が死去したことで、全氏名義の資産は差し押さえが不可能になりました。
これまでも検察は専従チームを作るなどして、2013年には全氏の自宅の家宅捜索も実施しています。「秘密資金」は古い情報ではないか、という見方もありますが、さて、再捜査で新事実は出てくるのでしょうか?
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