人体に有毒な原料物質を使用した加湿器殺菌剤を製造·販売した疑いで起訴されたSKケミカルと愛敬産業の元代表が1審で無罪を宣告され、加湿器殺菌剤の被害者団体が「納得できない判決」と反発した。
인체에 유독한 원료 물질을 사용한 가습기살균제를 제조·판매한 혐의로 기소된 SK케미칼과 애경산업 전직 대표가 1심에서 무죄를 선고받은 가운데 가습기살균제 피해자 단체들이 ”납득할 수 없는 판결”이라고 반발하고 나섰다.
パク・ヘジョン加湿器殺菌剤惨事被害者非常対策委員長は1月12日、ニュース1との通話で「無罪が出たという状況に憤りを禁じえない」として「政府側も責任を痛感しなければならない」と強調した。
박혜정 가습기살균제 참사 피해자 비상대책위원장은 12일 <뉴스1>과의 통화에서 ”무죄가 나왔다는 상황에 분노를 금할 수 없다”며 ”정부 측에서도 책임을 통감해야 한다”고 강조했다.
この日、車椅子に乗って裁判所の判決を見に来た加湿器殺菌剤被害者のチョ・スンミさんは判決直後、記者会見で「心臓が止まりそうだ」とし「自分の体で起きたことがすべて証拠なのに、その証拠さえ認められない司法府や加害企業、そして政府を受け入れることができず許せない」と泣き叫んだ。
이날 휠체어를 타고 법원 판결을 보러 온 가습기 살균제 피해자 조순미씨는 판결 직후 기자회견에서 ”심장이 멎을 것 같다”며 ”제 몸에서 일어난 일이 다 증거인데, 그 증거조차 인정하지 못하는 사법부나 가해 기업, 그리고 정부를 받아들일 수 없고 용서할 수 없다”고 울부짖었다.
同日、ソウル中央地方裁判所刑事合意23部（部長判事=ユ・ヨングン）は、業務上過失致死などの容疑で起訴された洪志鎬（ホン・ジホ）元SKケミカル代表と安容燦（アン・ヨンチャン）元愛敬産業代表にそれぞれ無罪を言い渡した。
이날 서울중앙지법 형사합의23부(부장판사 유영근)는 업무상과실치사 등 혐의로 기소된 홍지호 전 SK케미칼 대표와 안용찬 전 애경산업 대표에게 각각 무죄를 선고했다.
同地裁は「CMIT/MIT（メチルクロロイソチアゾリノン／メチルイソチアゾリノン）殺菌剤の使用と肺疾患の発生、または悪化の間に因果関係を認める証拠はない」とした上で、「こうである以上、被告らが製造販売した加湿器殺菌剤の使用と、被害者の死亡·傷害との因果関係の認定を前提とする公訴事実はすべて犯罪の証明がない」と判決で述べた。
재판부는 “CMIT·MIT 살균제 사용과 폐질환 발생 혹은 악화 사이 인과관계를 인정할 증거가 없다”며 ”이런 이상 피고인들이 제조판매한 가습기살균제 사용과 피해자들의 사망·상해 사이의 인과관계 인정을 전제로 하는 공소사실은 모두 범죄의 증명이 없다”고 판시했다.
韓国で2000年代から広く使われるようになった加湿器殺菌剤。深刻な健康被害を引き起こし、認定されているだけで死者239人、重い肺疾患1528人を数える一大薬害でした。
「加湿器内に繁殖した雑菌を殺菌する」薬品とうたい、1994年に国内メーカーが販売を始めたこの商品は、2001年から広く使われるようになります。最も多い103人の死者を出したイギリスのオキシー・レキットベンキーザー社の製品は、PHMG（ポリヘキサメチレングアニジン）とPGH（塩化エトキシエチルグアニジン）という殺菌剤成分を使用しており、噴霧して吸引すると「間質性肺疾患」、肺の細胞が固まり、生存に必要な酸素を十分得られなくなる症状を引き起こすことが2011年に解明されました。
オキシー社が吸引実験をせずに製品を販売したこと、薬品を管轄する韓国政府もこれを見逃していたこと。さらにオキシー社が政府の認定まで因果関係を否定し続けたことや、検証チームの大学教授を事実上買収して、研究結果を有利に導こうとしたことも、社会の怒りを買いました。オキシー社を巡っては発売当時の代表者らに有罪判決が確定しています。
今回は、2番目に被害者が多い（死者28人）「加湿器メイト」を製造したSKケミカルと、販売した愛敬産業の代表者が罪に問われていました。使用していたのはCMIT/MIT（メチルクロロイソチアゾリノン／メチルイソチアゾリノン）と呼ばれる防腐剤で、オキシー社とは成文が異なるため、因果関係を改めて否定する判決が出たわけです。
ちなみに検察は判決を不服として控訴しました。裁判はまだ続きます。
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