夫婦間の強姦罪が成立するかどうかについて、法曹界で熱い論争があった時期があった。いくら夫婦であっても、本人の意思に反した暴行と脅迫による性交については、当然、強姦罪が成立すると主張し、性犯罪について激しく争った。最も重要なことは、当事者の意思だという考えからだった。今は最高裁で夫婦間でも強姦罪が認められる。
부부사이의 강간죄가 성립하는지에 대해 법조계에서 뜨거운 논쟁이 있었던 시기가 있었다. 아무리 부부라 할지라도 본인의 의사에 반해 폭행과 협박으로 인한 성관계에 대해서는 당연히 강간죄가 성립한다고 주장하며 성관련 범죄에 대해 치열히 다투었다. 가장 중요한 것은 당사자의 의사라는 생각 때문이었다. 이제는 대법원에서 부부사이의 강간죄가 인정된다.
昨日、安煕正・前忠清南道知事の1審裁判は、指揮・監督関係にある者の、威力による姦淫なのかについて、前後の事情、継続的な関係に照らして、威力があったとみることは困難と判断し、無罪を宣告した。「同意しない性交を強姦として処罰するシステム(No Means No rule)」、あるいは「明示的な同意がなければ強姦として処罰するシステム(Yes Means Yes rule)」の立法領域なしには、現行法では処罰することが困難だとの趣旨も付け加えた。
어제 안 전 지사의 1심 재판은 지휘, 감독관계에 있는자의 위력에 의한 간음이냐에 대해 전후 사정, 계속적인 관계에 비추어 위력이 있었다고 보기 어렵다는 판단으로 무죄를 선고하였다. ‘동의하지 않는 성관계를 강간으로 처벌하는 체계(No Means No rule)’ 혹은 ‘명시적인 동의가 없으면 강간으로 처벌하는 체계(Yes Means Yes rule)’에 대한 입법적 영역없이 현행법으로는 처벌하기 어렵다는 취지도 덧붙였다.
果たしてそうだろうか?과연 그럴까?メディアを通じて明らかになった事実関係だけで速断するのは難しいが、今回の判決は、威力の概念を過度に狭く、また硬直的に解釈したものと思われる。最高裁はすでに性犯罪における被害者の感情を、その重要な判断の基準としている。
언론을 통하여 드러난 사실관계만으로 속단하기는 어렵지만, 이번 판결은 위력의 개념을 지나치게 협의로, 또 경직적으로 해석한 것으로 보인다. 대법원은 이미 성 관련 범죄에 있어서 피해자의 감정을 그 중요한 판단의 기준으로 한다.
安煕正の地位は有力大統領候補であり、次期大統領に挙げられるレベルだった。性的関係を持った後、飲食店を予約して、ワインバーに一緒に行ったことなど、その後の通常の状況が展開されたという状況だけで、果たして性的関係当時、被害者が対等な地位での自由な決定だと見ることができるだろうか? 事後の極めて日常的な状況の展開さえも、威力の延長線上であるかもしれないという疑いは、合理的な疑いの範囲を超えるものだろうか?
안희정의 지위는 유력 대선주자이자 차기 대통령으로 거론되는 수준이었다. 성관계 후 음식점을 예약하고, 와인바를 같이 갔다는 점 등 그후 통상적인 상황이 전개되었다는 정황만으로 과연 성관계 당시 피해자가 대등한 지위에서의 자유로운 결정이라고 볼 수 있을까? 사후의 지극히 일상적인 상황 전개 조차도 위력의 연장선상이 될 수도 있다는 의심은 합리적 의심의 범위를 넘는 것일까?
この事件を離れ、上下関係にある劣悪な地位の女性の内面を深く考察してみるなら、威力の範囲は、より積極的に解釈しなければならないことは当然だ。이 사건을 떠나 상하관계에 있는 열악한 지위의 여성의 내면을 깊이 고찰해 본다면 위력의 범위는 좀 더 적극적으로 해석해야 함이 당연하다.
わずか半世紀前まで、性犯罪の被害者である女性に対し、スカートが短い、服をみだらに着たなどの理由で「被害を誘発したに値する」といった言及が、平然となされた時があった。今、上記のような認識はセクハラ的で、状況に応じて人権侵害的な要素にもなりうることを、社会全体として認めている。
반세기 전만 해도, 성범죄 피해자인 여성에 대해 치마가 짧다, 옷을 야하게 입었다는 등의 이유로 ‘피해를 유발한만했다’는 식의 언급을 아무렇지도 않게 하던 때가 있었다. 이제는 위와 같은 인식이 성희롱적이고, 상황에 따라 인권침해적 요소도 될 수 있음을 사회 전반적으로 인정하고 있다.
1審の判決に対する社会的論議が大きくなっているだけに、社会の一般的な考えが、向くべき方向とはまだ距離があるならば、早めに立法分野での措置が必要だと思う。No Means No rule、Yes Means Yes ruleの導入及び、正しい活用に対する社会的議論も必要だ。
1심 판결에 대한 사회적 논란이 커지고 있는 만큼, 사회의 일반적 생각이 가야될 방향과 아직 거리가 있다면 서둘러 입법적 영역에서의 조치가 필요하다고 본다. No Means No rule, Yes Means Yes rule의 도입 및 제대로된 활용에 대한 사회적 논의 또한 필요할 것이다.
今回は特別編として、オール韓国語でお届けしています。
Podcast「ニュースde韓国語」では、ニュースサイト「ハフポストコリア」のニュースを読んで、その話題をもとにおしゃべりしていますが、8月17日に、ソウルにあるハフポストコリアの編集部を訪問してきました。
今回は編集長のキム・ドフンさんをゲストに、編集長自らピックアップした「気になるニュース」を読んでもらい、その背景について解説して頂きました。
音声では韓国語のみの朗読ですが、訳文は日韓対照にしてみました。これは羅卿瑗(ナ・ギョンウォン)国会議員がハフポスト韓国版に掲載したブログ。
羅氏は野党・自由韓国党所属の女性国会議員で、裁判官や弁護士の経験があります。2011年にはソウル市長選挙に当時与党のハンナラ党公認で出馬(落選)するなど、知名度の高い政治家です。ただ、保守的なイデオロギーを打ち出す自由韓国党で、保守的な発言で自らの地位を築いてきた羅氏が、こうした意見を表明すること自体、とても意外な感じがします(与党の政敵を攻撃する意図があったにせよ)。
安煕正氏は忠清南道の知事を務めていた与党・共に民主党の有力政治家。学生運動出身で、2017年の大統領選挙では文在寅氏と終盤まで与党候補の座を争いました。LGBTや女性など、韓国ではなかなか争点にならない「多様性」重視を打ち出し、若い世代から厚い支持を受けていました。
(参考記事:【韓国大統領選】安煕正氏の支持率が急上昇「トランプ氏と対話できる」)
誰もが「ポスト文在寅のナンバー1候補」と思っていた矢先、秘書が「性的関係を強要された」と、JTBCのニュース番組で訴えたことは、支持者にとって大きなショックでした。このあたりまでは、#NDK003で紹介しています。
安氏は知事を辞職。在宅起訴され、焦点は刑事裁判へと移りました。しかし、当初は謙虚なコメントを発表していた安氏ですが、裁判になると態度を豹変させ「合意の上での関係だった」と、秘書の主張に真っ向から反論しました。
無罪判決は安氏側の主張が主に認められた結果と言えますが、フェミニストを自称していた安氏の法廷闘争は、安氏に期待を抱いていた若者層を中心に、幻滅感を強く抱かせる結果ともなりました。
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