hあ対訳
韓国で大食い番組ではない、小食番組が新たに関心を呼んでいる。今まで人気を集めていたのは、大量の食事を一度に食べる動画だった。しかし最近ではこれと正反対に、少ない量の食事を食べる「小食」番組が流行している。少なく食べる人たちは「小食座」と呼ばれたりもする。
한국에서 많이 먹는 ‘먹방’이 아닌 적게 먹는 ‘소식 먹방’이 새롭게 관심을 받고 있다. 지금까지 인기를 끈 건 많은 음식을 한 번에 먹는 먹방이었다. 하지만 최근에는 이와 정반대로 적은 양의 음식을 먹는 ‘소식’ 먹방이 유행하고 있다. 소식하는 사람들은 ‘소식좌’라고 불리기도 한다.
https://www.bbc.com/korean/features-62644704
今年、いくつかのバラエティー番組で、食事を鳥の餌ぐらいしか食べない芸能人が話題になり、注目されている。たとえば、ヒップホップ作曲家コード・クンストと歌手サンドラ・パクは、1日にバナナ1本またはサツマイモ1個ですべての食事を済ます。タレントのパク・ソヒョンはカフェラテ1杯を飲みきれず、コメディアンのアン・ヨンミは持ち帰り用ビビンバ1皿を朝昼夜に分けて食べる。
올해 여러 예능프로그램에서 끼니마다 새 모이만큼 먹는 연예인들이 화제가 되면서 주목받고 있다. 예를 들어 힙합 작곡가 코드쿤스트와 가수 산다라박은 온종일 바나나 1개, 또는 고구마 1개로 끼니를 때운다. 방송인 박소현은 커피 라떼 1잔을 다 못 마시고, 코미디언 안영미는 포장용 비빔밥 한 그릇을 아침·점심·저녁에 걸쳐 나눠 먹는다.
https://www.joongang.co.kr/article/25107143
専門家たちは、最近、小食番組の流行に、多様な原因があると見ている。既存のグルメ動画に疲れたのもあるが、健康と環境への関心、インフレ(物価上昇)などが複合的に作用した結果だというのだ。
전문가들은 최근 소식 먹방 유행에 다양한 원인이 있다고 보고 있다. 기존 먹방에 대한 피로감도 있지만 건강과 환경에 대한 관심, 인플레이션(물가상승) 등이 복합적으로 작용한 결과라는 것이다.
最近、人々はソーシャルメディアやYouTubeのコメントで「小食の人を見ていて、無駄に食べ過ぎて生きてきたのではないかと今更ながら感じる」「小食が食糧問題と炭素排出問題を解決するための最適な食事法だと思う」「大食したくても金がかかりすぎる」など、小食について様々な意見を書き込んでいる。中でも最も目立つのは健康だけでなく、環境への関心だ。食料を生産し、流通、消費する過程で多くのエネルギーが消費され環境汚染が発生するというものだ。
최근 사람들은 소셜미디어나 유튜브 댓글을 통해 “소식좌를 보면서 쓸데없이 과식하고 산 건 아닌지 새삼 느낀다”, “소식이 식량문제와 탄소배출 문제를 해결하기 위한 최적의 식사법인 것 같다”, “대식은 하고 싶어도 돈이 너무 많이 든다” 등 소식에 관한 다양한 의견을 내놓고 있다. 그중에서도 가장 두드러지는 건 건강뿐만 아니라 환경에 대한 관심이다. 음식을 생산하고 유통, 소비하는 과정에서 많은 에너지가 소모되고 환경 오염이 발생한다는 것이다.
https://www.bbc.com/korean/features-62644704
ちょっと解説
~좌【~座】
その道ですごい人、いちばん優れている人、といった意味。
‘소식좌’という言葉を紹介しましたが、「~座」が着く新造語は、他にもいろいろあります。
Season1 #110で紹介したのは’펀쿨섹좌’。小泉進次郎・元環境大臣が気候変動問題に「ファンでクールでセクシーに対処しよう」と語ったことから、このニックネームが韓国で流行しました。
大統領選挙の常連泡沫候補として有名な許京寧氏は、自ら「許本座」と名乗ってYouTubeチャンネルを解説しています。
“상다리가 부서지도록” (お膳の脚が折れるほど=たくさんの食事でもてなしてくれた相手への感謝の言葉)という言葉があるほど、韓国の食事は量が多いことがよいとされてきました。それが2022年初めごろから「小食」が一つのキーワードとして流行し始めているようです。
原因については、視聴者が爆食グルメ動画に見飽きたことや、物価高、環境意識の高まりなどが上げられていますが、ライフスタイルの変化も大きいのではないかと思います。食糧難の時代は食事の量の確保が最優先だったわけですが、豊かになった韓国では、価値観が「量より質」へと転換していることは明らかです。
加えて、かつては食事を一人で取ることなど考えられなかった韓国で、コロナ前から普及の兆しを見せていた’혼밥’(ひとり飯)は、コロナを境に一気に日常の光景となりました。食を通じたコミュニケーションが大きく変化した以上、食事そのものへの楽しみが薄れ、必要最小限の栄養分を摂取すれば十分という考え方に変わってきているのかもしれません。(以上、私見でした)
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