対訳
早ければ今月中旬から首都圏で夜10時~深夜3時の間にタクシーを捕まえるとき、呼び出し料が最大5000ウォンに引き上げられる。乗客が呼び出し料を払う場合は目的地を表示しなかったり強制配車したりして、短距離呼び出しをタクシー運転手が排除できないようにする。
이르면 이달 중순부터 수도권에서 밤 10시부터 새벽 3시 사이 택시를 잡을 때 호출료가 최대 5천원으로 인상된다. 승객이 호출료를 내는 경우엔 목적지를 표시하지 않거나, 강제 배차해 단거리 콜을 택시기사가 걸러낼 수 없도록 한다.
国土交通部は10月4日、このような内容の「深夜タクシー難緩和対策」を発表した。対策の焦点は、タクシー運転手が夜間運行に出るよう誘導して、足りない深夜タクシーを増やし、出前・宅配業に離脱してめっきり減ったタクシー運転手の数を回復させることにある。このため、まず現行の最大3000ウォンのタクシー呼び出し料を引き上げる。
국토교통부는 4일 이 같은 내용의 ‘심야택시난 완화 대책’을 발표했다. 대책의 초점은 택시기사들이 야간 운행에 나서도록 유도해 부족한 심야 택시를 늘리고, 배달·택배업으로 이탈해 확 줄어든 택시기사 수를 되돌리는 데 있다. 이를 위해 우선 현행 최대 3천원인 택시 호출료를 인상한다.
呼び出し料は需要が多い時間帯・地域ほど高くなり、弾力的に調整する。ソウル・江南駅から深夜0時にタクシーを呼んだ場合、最大呼び出し料は4000~5000ウォンが適用される方式だ。乗客は呼び出し料を払ってタクシーを呼ぶかどうかを選択でき、無料呼び出しは今まで通り利用できる。呼び出し料を払った乗客の目的地はタクシー運転手がわからないようにして、呼び出し拒否を防ぎ、目的地が表示される加盟タクシーの場合、強制配車される。弾力呼び出し料は今月中旬から始まり、年末まで段階的に首都圏で試験的に適用される。
호출료는 수요가 많은 시간대·지역일수록 높아지며 탄력적으로 조정된다. 서울 강남역에서 자정에 택시를 부른다면 최대 호출료인 4천∼5천원이 적용되는 방식이다. 승객이 호출료를 내고 택시를 부를 것인지를 선택할 수 있으며, 무료 호출은 그대로 이용할 수 있다. 호출료를 낸 승객의 목적지는 택시기사가 알 수 없도록 해 호출 거부를 방지하고, 목적지가 표기되는 가맹택시의 경우 강제 배차한다. 탄력호출료는 이달 중순부터 시작해 연말까지 순차적으로 수도권에서 시범 적용된다.
https://www.yna.co.kr/view/AKR20221004070700003
最大5000ウォン上がる呼び出し料の80~90%を、運転手に支払われるようにする計画だ。一方、業界では呼び出し料の値上げだけでは足りないという反応を見せている。ソウル市内のあるタクシー運転手は「1日10時間勤務して、月200万ウォンにもならない収入を見て、勤務する運転手は多くない」と言い、「呼び出し料を値上げすると言っても、呼び込み効果に欠けるので、基本料金を値上げしないと状況はよくならない」と話した。
최대 5000원으로 오르는 호출료의 80~90%를 기사가 가져갈 수 있게 할 계획이다. 반면 업계에선 호출료 인상만으론 부족하다는 반응을 보이고 있다. 서울시내 한 택시기사는 “하루 10시간 근무해 월 200만원도 안 되는 수입을 바라보고 근무할 기사는 많지 않다”며 “호출료를 올린다 해도 유인효과가 떨어지기 때문에 기본요금이 올라야 상황이 나아질 것”이라고 말했다.
ソウル市は、タクシー基本料金の値上げを予告している。値上げ案が確定すれば12月からは深夜料金の割増し料率が時間帯別に最大40%まで引き上げられ、来年2月からは基本料金自体が3800ウォンから4800ウォンに値上げされる。こうなれば、来年2月以降、ソウル市内で午後11時~午前2時の間にタクシーに乗った場合、割増し料を含めた基本料金は最大1万1720ウォンと、現在(7600ウォン)より54%引き上げられる。
서울시는 택시 기본요금 인상을 예고하고 있다. 인상안이 확정되면 12월부터는 심야요금 할증료율이 시간대별로 최대 40%까지 오르고, 내년 2월부터는 기본요금 자체가 3800원에서 4800원으로 인상된다. 이렇게 되면 내년 2월 이후 서울시내에서 오후 11시~오전 2시 사이 택시를 탈 경우 할증료를 포함한 기본요금이 최대 1만1720원으로 지금(7600원)보다 54% 인상된다.
https://m.khan.co.kr/national/national-general/article/202210042124015
ちょっと解説
Episode16で取り上げた、深夜にタクシーが捕まらない問題、その後の動きです。
コロナ禍が一段落して、全国的にタクシーの台数が不足しています。京郷新聞によれば、ソウルで約1万人、全国で約2万8000人の運転手が減ったとみられています。その結果、深夜の繁華街ではタクシーを捕まえるのがとても難しくなりました。
原因として、
- コロナ禍を契機に、若くて体力のある運転手は、より高収入が見込める出前・配達業に転職してしまい、タクシーの運行台数が大きく減った
- 今や主流のタクシー呼び出しアプリは、客が行き先を入力する必要があるため、運転手は短距離の客を事実上、乗車拒否できる
ことがあります。
しかし、有効な対策を打てないまま「タクシー難」が長期化した結果、夜の繁華街では、あてもなく流しのタクシーを求めて路上をさまよう「タクシー難民」になることを恐れ、終電やバスがあるうちに帰宅する人が増えました。深夜帯の売り上げが減った飲食店は店を早じまいするようになり、かつて遅くまで賑わっていたソウルの夜の街は、めっきり終わりが早くなりました。2次、3次会に行くのが普通だった韓国人との会食も、1次会で終わることが珍しくなくなっています。
今回、韓国政府が打ち出した対策は、料金値上げのほか、コロナ禍で導入した運転手の勤務制限の緩和、ベンチャー系運輸事業者の参入障壁緩和などが柱です。ニュースで紹介した通り、運転手にとっては強制配車や行き先表示なしなどの対価として、1回最大5000ウォンは魅力的には映らないようです。効果的な対策となりうるのか、注目です。
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