#16-1 タクシーが捕まらない!夜の繁華街で争奪戦

taxi
夜の繁華街のタクシー(写真はイメージ)

対訳

最近、ソウル・江南駅の新盆唐線付近で飲み会後、夜11時30分ごろタクシーを捕まえようとしていたAさんは、2時間道路をさまよった。路上でもタクシーアプリを使ってもタクシーが捕まらないからだ。歩いて地下鉄1駅を移動したAさんは、深夜2時ごろ近くで自分と立場の似た、面識のない人とタクシーを一緒に乗ることにして、やっと家に帰れた。

최근 서울 강남역 신분당선 인근에서 회식자리를 가진 후 저녁 11시 30분경 택시를 잡으려던 A씨는 2시간 동안 거리를 배회했다. 길 위에서도 택시 플랫폼을 통해서도 택시가 잡히지 않아서다. 걸어서 지하철역 한 정거장을 옮긴 A씨는 새벽 2시경 인근에서 자신과 처지가 같은 일면식이 없는 이들과 택시를 같이 타기로 한 끝에야 겨우 귀가할 수 있었다.

https://www.fnnews.com/news/202207211324225005

ソーシャルディスタンス解除で触発された夜間の「タクシー大乱」が3カ月たっても解決する兆しを見せていない。市民は夜になるとタクシーを捕まえるために、疲弊しながら帰宅戦争を繰り広げている。泣く泣く高いタクシーサービスを利用する人が増え「深夜帰宅費」が高騰している。帰宅をあきらめ、チムジルバンやモーテルなどを探す人も増えている。

사회적 거리두기 해제로 촉발된 야간 택시 대란이 석 달이 다 돼 가도록 잦아들 기미를 보이지 않고 있다. 시민들은 여전히 밤만 되면 택시를 잡지 못해 고단한 귀가 전쟁을 치르고 있다. 울며 겨자 먹기로 고가 플랫폼 택시 서비스를 이용하는 사람이 늘면서 ‘심야 귀가비’가 치솟고 있다. 귀가를 포기한 채 찜질방이나 모텔 등을 찾는 이도 늘어나고 있다.

タクシー大乱の原因は、タクシーの台数不測よりは、運行しているタクシーが少ないことにある。個人交通のタクシーを大衆交通に含めて政府が料金を統制してきたために起きた副作用だ。低い所得のせいで若いタクシー運転手は収入が比較的高い出前や宅配に大挙して転職した。コロナ直前の2019年末に10万人を超えていた法人タクシーの運転手は、今年4月末現在、7万人台に減った。法人タクシーの運行率は30%台にとどまっている理由だ。若い運転手が去り、高齢の運転手の比率が高まった。ソウルのタクシー運転手のうち半分が65歳以上だ。個人タクシーは運転手の高齢化のために安全を憂慮し、夜間の運行を避け、法人タクシーは運転手を募集できず駐車場に停められている。

택시 대란의 원인은 택시 부족보다는 운행 택시가 적은 데 있다. 개인교통인 택시를 대중교통으로 묶어 정부가 요금을 통제해온 데 따른 부작용이다. 낮은 소득 탓에 젊은 택시기사는 수입이 나은 배달이나 택배로 대거 이직했다. 코로나 직전인 2019년 말 10만 명이 넘던 법인택시 운전자는 지난 4월 말 현재 7만 명 수준으로 줄었다. 법인택시 운행률이 30%대에 머무는 이유다. 젊은 기사들이 떠나다 보니 고령 기사 비율이 늘었다. 서울 택시기사 중 절반이 65세 이상이다. 개인택시는 기사들이 고령화한 탓에 안전 문제를 우려해 야간 운행을 피하고, 법인택시는 기사를 구하지 못해 주차장에 멈춰 서 있다.

https://www.hankyung.com/opinion/article/2022071518211

ちょっと解説

タクシーを巡る韓国の交通行政については、「ニュースで韓国語」でも過去に何度か取り上げました。より利用者のニーズに合ったサービスを提供しようと、外資やベンチャーなど様々な業者が新規参入を試みましたが、業界の反発にあってことごとく挫折しています。その詳しい歴史は#038(Season1)で解説しています。

コロナ禍で飲食店が夜の営業時間を制限されていた頃、ソウル市など各自治体は、運転手の休日を含む勤務ローテーションを定めてタクシーの台数を制限する「3部制」を実施していました。2021年春にコロナ感染者数が落ち着き、飲食店の営業制限が解除されると、街に人があふれ、一気にタクシーの台数不足が表面化しました。しかし、コロナ禍の間に運転手が別の業界に転職しており、実は問題の根源は行政による台数制限ではなく、ドライバーの不足にあったというわけです。

音声では、タクシーが捕まらないもう一つの理由として、すっかり定着したスマートフォンのタクシーアプリの問題についてお話ししています。最大手アプリ「カカオT」はユーザーが行き先を入力する仕組みになっており、運転手はそれを見て呼び出しに応じる、応じないを決められます。つまり、比較的近距離の客は、事実上の乗車拒否に遭ってしまう仕組みなのです。

より構造的な問題として、タクシーの運賃が安すぎるということもあります。運賃が安ければ運転手の収入も上がらず、若い運転手は他業種に流れてしまいますが、韓国社会ではタクシーは安いのが当たり前。この意識改革が成功するかが長期的な課題かもしれません。

音声はこちら

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