対訳
■有権者の怒りその1・20代男性
4·7補欠選挙の出口調査世代別支持率を分析した結果、呉世勲・国民の力ソウル市長候補と朴映宣・共に民主党候補の間で最も大きな差が表れた階層は、20代男性であることが分かった。4月7日、KBSの出口調査の結果、20代男性の72.5%は呉候補を支持した。朴候補を支持した20代男性は22.2%に過ぎなかった。50%以上もの差がある数値だ。30代男性でも2倍程度の差があった。30代男性の呉候補に対する支持率は63.8%で、朴候補に対する支持率は32.6%だった。
4·7 보궐선거 출구조사 세대별 지지도 분석 결과, 오세훈 국민의힘 서울시장 후보와 박영선 더불어민주당 후보 사이의 가장 큰 격차가 나타난 계층은 20대 남성인 것으로 나타났다. 7일 KBS 출구조사 결과 20대 남성의 72.5%는 오 후보를 지지했다. 박 후보를 지지한 20대 남성은 22.2%에 불과했다. 무려 50%포인트가 넘게 차이나는 수치다. 30대 남성에서도 2배 가량의 차이를 보였다. 30대 남성의 오 후보에 대한 지지율은 63.8%였고, 박 후보에 대한 지지율은 32.6%였다
20代女性の場合、朴候補支持44%、呉候補支持40.9%を示し、同じ20代でも全く違う結果となった。30代女性の場合も6.9%ポイントの差しかなかった。仁川大学のイ・ジュンナン政治外交学科教授は「20代の感情とかけ離れた政策を出し続けた結果」だとして、「特に20代男性の場合、文在寅政権がフェミニスト的なアプローチが多く、自分たちが相対的に被害を受けたと感じられる上に、曺国・LH問題・株式の課税強化などが相次ぎ、さらに敏感に反応したのではないか」と話した。
20대 여성의 경우 박 후보 지지 44%, 오 후보 지지 40.9%를 보이며 같은 20대 임에도 전혀 다른 결과를 나타냈다. 30대 여성의 경우에도 6.9%포인트의 격차만을 보였다. 이준한 인천대 정치외교학과 교수는 “20대들의 정서와 동떨어진 정책을 계속 내놓은 결과”라면서 “특히 20대 남성의 경우 문재인 정부가 페미니스트적인 접근을 많이 해서 자신들이 상대적으로 피해를 봤다고 느껴지는 차에, 조국·LH 사태·주식관련 세금 강화 등이 이어지면서 더 민감하게 반응한 것 같다”고 말했다.
https://www.hankyung.com/politics/article/202104079646i
■有権者の怒りその2・不動産
韓国土地住宅公社(LH)の一部の職員が、内部情報を活用してニュータウンへの土地投機に乗り出し、国民の怒りを買ったのに続き、政府レベルの大々的な捜査に乗り出した中で、LH職員らの嘲りは続いている。会社員の匿名コミュニティー「ブラインド」には3月9日、韓国土地住宅公社の職員であることを明示したA氏が「内部では気にもしない」というタイトルの書き込みを掲載した。ブラインドの場合、会社の電子メールを認証しなければ加入し、書き込みをすることができない。
한국토지주택공사(LH) 일부 직원들이 내부 정보를 활용해 신도시 땅 투기에 나서 국민적 공분을 산 데 이어 정부 차원의 대대적인 수사에 나선 가운데, LH 직원들의 조롱은 계속되고 있다. 9일 직장인 익명 커뮤니티 ‘블라인드’에는 한국토지주택공사 직원임을 명시한 A씨가 ‘내부에서는 신경도 안 씀’이라는 제목의 글을 올렸다. 블라인드의 경우 회사 이메일을 인증해야만 가입해 글을 쓸 수 있다.
この文章でA氏は「どうせ1、2カ月経てば人々の記憶から忘れ去られていくだろう」として「見つけようとしても仮名ですべてやったのに、どうやって見つけるのか」と反問した。続いて「私は一生懸命、仮名で投機しながら定年まで務める」と言い「むかつくならお前たちもうちの会社に転職すればいい。勉強できなくて来れないくせに恥をかかせるとか最低」と残した。
이 글에서 A씨는 ”어차피 한두 달 지나면 사람들 기억에서 잊혀서 지나가겠지”라며 ”털어봐야 차명으로 다 해놨는데 어떻게 찾을 거냐” 반문했다. 이어 그는 ”난 열심히 차명으로 투기하면서 정년까지 다닐 것”이라며 ”꼬우면 니(너희)들도 우리 회사로 이직하든가. 공부 못해서 못 와 놓고 꼬투리 잡았다고 조리돌림 극혐”이라고 남겼다.
https://www.huffingtonpost.kr/entry/lh-land-speculation_kr_6047f6dbc5b6cf72d0927ee6
ちょっと用語解説
꼬우면
「嫌なら」「不満があるなら」の意味。もともとは”꼬우면 접어라”と言い、オンラインゲームの内容に不満を述べ立てるプレーヤーの書き込みに「嫌ならやるな」と皮肉るネットスラングが語源です。
ちょっと背景解説

20代男性が与党「共に民主党」から離反しているのは、実は政権初期からみられた現象でした。2019年年頭の#NDK047で紹介したハンギョレのコラムは、#MeTooや女性の権利拡大が20代男性への被害意識を伴っていることを指摘しています。
中でも決定的な違いは、20代男性に義務づけられた兵役で、大学生の場合は学業を中断せざるを得ないということです。かつては徴兵経験者を公務員試験で優遇する「軍加算点制度」がありましたが、女性運動側から「性差別だ」と裁判を起こされ、現在は廃止されました。
女性が置かれた社会制度上の不利益や差別を列記し、ベストセラーになった「82年生まれ、キム・ジヨン」に対抗して、「90年生まれ、キム・ジフン」という小説を作ろうというクラウドファンディングが一時登場したのは、そうした男性(特に若い層)の逆被害意識にもとづくものでもあります。
今回のソウル市長選に顕著に表れたのは、文在寅政権の不動産政策に対する反感や失望感でした。
このデータからも分かるとおり、野党「国民の力」の呉世勲候補を強く支持したのは、高級アパート(マンション)の立ち並ぶ江南地区でした。
呉世勲氏の区別得票率が最も高い地域は江南区(73.5%)で、2番目に高い地域は瑞草区(71.0%)。江南区の場合、呉市長は119の全投票所で朴映宣・共に民主党候補に完勝。特に狎鴎亭現代マンションの住民たちが有権者の狎鴎亭洞第1投票所で、呉市長は93.66%の得票率を記録し、約1700票を獲得したのに対して、与党・共に民主党の朴映宣候補はわずか約100票だったという結果も報じられています。
マンションバブルを沈静化させようと文在寅政権が取った不動産資産の課税強化に、江南地区の住民が怒ったという分析が支配的ですが、庶民、特に20~30代にとってどんどん高嶺の花となりつつあるマンションを、与党の高官が資産として保有している現実は、有権者の反感を大きく買いました。
LHの問題は、恵まれた待遇の国家公務員が不動産で不正を働いたことへの怒りが、政権を直撃したと言えそうです。
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