自由韓国党の次期指導部を選出する2‧27全党大会が、たくさんの物議だけを残したまま、得るものなく終わる可能性が高まった。第2回米朝首脳会談と党大会の日程が重なる悪条件の中でも、国民とマスコミは、今回の大会にかなり関心を示したが、韓国党自ら「過去」から抜け出せなかったためだ。
자유한국당 차기 지도부를 선출하는 2‧27 전당대회가 숱한 논란만 남긴 채 소득없이 끝날 가능성이 높아졌다. 2차 북미정상회담과 전당대회 일정이 겹치는 악조건 속에서도 국민과 언론은 이번 전당대회에 꽤 관심을 보였으나, 정작 한국당 스스로 ‘과거’에서 헤어나오지 못한 탓이다.
自由韓国党2・27全党大会の興行失敗はある程度予見された結果だった。もう2年もたった、朴槿恵大統領の弾劾を巡る賛否両論と、同時期に浮上した「太極旗部隊」の過激な行動、一部の党代表選立候補者の「5・18妄言」などは、韓国党がまだ「過去」から自由になれない政党というイメージだけを強めた。
자유한국당 2·27 전당대회의 흥행 실패는 어느 정도 예견된 결과였다. 이미 2년이나 지난 박근혜 전 대통령 탄핵 찬반 논란과 때마침 불거진 ‘태극기부대‘의 과격한 행태, 일부 전대 주자의 5·18 망언 등은 한국당이 여전히 ‘과거’에서 자유롭지 못한 정당이라는 이미지만 강화시켰다.
2・27党大会の選挙戦開始とともに、早くから本命とみなされた黄教安候補が、朴前大統領の弾劾について中途半端な態度を見せ、過去に足を取られたような姿を見せたのも、結果的に党大会の興行に悪影響を及ぼした。中央日報によると、党の当選1回議員は「1強とみられた黄教安候補に弾劾関連の質問が集中し、自然に弾劾問題が浮き彫りになった」として「弾劾は触れるほど韓国党が泥沼にはまるということを、今回改めて確認した」と伝えた。
2·27 전대 시작과 함께 일찌감치 대세론을 형성한 황교안 후보가 박 전 대통령 탄핵에 대해 어정쩡한 태도를 보이며 과거에 발목 잡힌 듯한 모습을 보인 것도 결과적으로 전대 흥행에는 악영향을 미쳤다. 중앙일보에 따르면 당의 한 초선 의원은 “1강으로 꼽히던 황교안 후보에게 탄핵 관련 질문이 집중되면서 자연스럽게 탄핵 이슈가 부각됐다”며 “탄핵은 건드릴수록 한국당을 수렁에 빠뜨릴 수 있다는 것을 이번에 새삼 확인했다”고 전했다.
ここで党大会期間に登場した唯一の「ニューフェイス」、キム・ジュンギョ青年最高委員候補は連日「あのクソ大統領」「獣以下の従北左派」「文在寅を大統領と認めない」などの毒舌を連発し、物笑いの種となった。これは現場を掌握した一部の太極旗部隊以外には共感しにくい暴言レベルだった。
여기에 전대 기간에 등장한 유일한 ‘새 인물’인 김준교 청년최고위원 후보는 연일 ”저딴 게 대통령”, ”짐승만도 못한 종북좌파”, ”문재인을 대통령으로 인정하지 않는다” 따위의 독설을 일삼으며 스스로 조롱을 자초했다. 이는 현장을 장악한 일부 태극기부대 이외에는 공감하기 어려운 막말 수준이었다.
この春で発足3年となる文在寅政権。
再選が認められない韓国では、大統領は3年目になると求心力が低下すると言われますが、対抗勢力となる野党・自由韓国党の求心力も一向に上がりません。以下、音声でも紹介した内容を整理しました。
●党大会が世界的イベントと重なる不運
今回の党大会も、日程を決めた後に、その日に米朝首脳会談が設定されてしまい、メディアの注目度が大きく低下することに。その運の悪さは、3年たって未だに「弾劾政局」から自由になれない自由韓国党の立ち位置を象徴する出来事でもありました。
なお、#NDK007でも紹介した洪準杓氏は、今回は立候補しませんでした。米朝首脳会談と重なった党大会の延期を申し入れたものの、認められなかったことを不満としています。
●「極右過激派デモ」に引きずられ
党代表選挙の本命は、黄教安・前首相。公安検事出身で朴槿恵政権最後の首相。朴槿恵・前大統領が弾劾で罷免された後は、大統領権限代行を務めました。
文在寅政権の政策に不満を募らせる主に高齢者層は、光化門などで連日、太極旗を振りかざして過激なデモを繰り広げています。「2017年の大統領選は陰謀ででっち上げだ」と主張し、「朴槿恵釈放」を叫ぶ人たちは、自由韓国党にとって少数でも熱烈中核支持層のため、一定の配慮をせざるをえません。その中で、「5・18妄言」が出ました。
●「5・18妄言」で支持率低下
2月8日に開かれた「5・18真相究明公聴会」。主催した1人、イ・ジョンミョン議員が「80年の光州暴動が10年、20年後、政治的に利用する勢力によって民主化運動になった」「80年5月の全羅南道庁前で数十人、数百人が写真に撮られているが、『北朝鮮軍ではなくて私だ』という人は一人もいない」などと発言しました。
「光州事件は北朝鮮の工作による暴動だ」という説は、言論統制下の1980年代に流布され、今でも唱える人は存在しますが、さすがに民主化後の韓国社会では一般的な共感を得られません。この発言は「光州事件の被害者への冒瀆」と猛批判を浴びて党の支持率下落を招き、議員は党を除名されました。
●期待のニューフェイス?
我らが洪準杓亡き後、イロモノとして注目を集めたのが、党最高委員に立候補したこの人でした。
2011年にSBSの恋人探しリアリティー番組”짝”の”모태솔로 특집”に登場していたことが注目されました。모태솔로とは「母胎solo」、つまり生まれてからずっと恋人がいない人を指します。
キム・ジュンギョ氏はKAIST出身で今は塾講師。#NDK047で紹介した、社会で阻害感を強く感じている若者層の象徴ではあるかもしれません。
●結果は予想通り
2月27日の党代表選挙では結局、大方の予想通り、黄教安・元首相が選ばれました。しかし党員・議員投票以外に30%反映される世論調査分では、呉世勲・元ソウル市長がトップに。国民の意思と党員の意思がはっきりずれる結果となりました。
朴槿恵弾劾のイメージを引きずった黄氏が、党大会直前に入党した最大野党を率いて、2022年の大統領選に勝利できるのか、その手腕に注目です。
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